こんにちは。
最近、天の川の撮影にハマっているイナガキです。
天の川撮影をする前の事前準備について。
まず最初に天の川を撮るために僕がやっている事前準備についてお伝えしたいと思います。
天の川って、写すための機材やテクニックがあっても、どの時間にどこの方ででどうやって見えるのか分からなかれば良い写真を安定して撮ることができません。
天の川の方角や撮影できるタイミングを調べる。
天の川を撮影するためには、月の光(新月や月が沈む時間)と、天の川が出る方角を分かっている必要があります。
とは言っても覚える必要はなく、必要な時にウェブやiPhoneのアプリで調べられればOKです。
僕が良く使っているサイトやアプリをご紹介していきたいと思います。
Star Walk 2 Ads+: 星座表 AR
「Star Walk 2 Ads+: 星座表 AR」は実際の空を見ながらiPhoneの画面を見ると星座や天の川などがバーチャルで映し出されます。
また時間を進めることができるので、星空が何時頃にどう見えているのかも確認することができて便利です。
写真を楽しむブログ
月の光や天の川の大体の方角を知るためにこの「写真を楽しむブログ」を確認することが多いです。
月毎に天の川が狙えそうな日が表にまとめてあるので、これを見ると天の川の撮影スケジュールが立てやすいです。
面白いので是非見てみて下さい。
SCW – 天気予報 / 観測情報
いくら天の川が見えるタイミングや方向が分かっても、空が雲で隠れてしまったら天の川は撮れません。「SCW – 天気予報 / 観測情報」はコンピュータが予測した一時間毎の雲の動きを確認することができます。
僕は天の川を撮りに行く時はこのサイトで雲の様子を確認することが多いです。
また、行こうとしている天の川撮影場所が2か所あったとして、このサイトで雲の予測を確認することでより安全そうな場所(雲が無い)を選ぶことも可能になります。
iPhoneの画面でも見やすいサイトなのでホーム画面にアイコンを追加するかお気に入りに登録しておくのが良いと思います。
星空指数 – 日本気象協会 tenki.jp
これもかなり定番のサイトです。
天気予報を見るように、地域ごとに今晩のどのくらい星が見えそうか表示してくれます。
当たらないことも結構ありますが、見ていて楽しいので個人的に好きです。
被写体と天の川の位置関係を意識する。
少し前まではキャンプに行った時しか天の川撮影をしていなかったんですが、テント以外の被写体を入れて撮影するのが楽しくなってきて、最近はどこへ行っても方角を意識するし、その日の雲や月の光を気にするようになりました。
最近はその場所にいない時でも「あの場所で天の川って撮れるのかな?」と考えたりします。そんな時は上記でお伝えしたサイトやアプリで天の川の方角やタイミングを調べ、更にグーグルマップでシュミレーションします。
それだけで、僕がやりたいと思っている撮影は可能課どうかをiPhone1つでほぼ正確に判断することができます。
実際に現地へ下見にいくことも。相倉合掌造り集落に行ってきた。
下記は過去に相倉合掌造り集落で天の川を撮ってきた時のものです。
相倉合掌造り集落はかなり星がキレイに見えて、星空と合掌造りとの相性も抜群で感動したのを覚えています。
そしてある日、「相倉合掌造り集落の展望台から天の川撮れるんじゃないのか?」と思いました。
しかし相倉合掌造り集落へは何度も訪れているにも関わらず、展望台には行ったことがありませんでした。ただ展望台からの眺めはサイトやSNSで見たことがあったので、どういう眺めなのかは知っていました。
まずグーグルマップを使って方角を確認したところ、何とかいけそうなのです!
ただ展望台からは木に囲まれた下記のような額縁構図になっているのでグーグルマップだけで判断するのは少しリスクがありました。
そのまましばらく案だけ温存していたんですが、「桂湖オートキャンプ場」へ天の川の下見に行く予定ができたので、ついでに相倉合掌造り集落へも下見しに行きました。
現地に到着してコンパスで方角を確認してみました。この時期だと南側から東側にかけてひらけていれば天の川がいい感じで見れるので条件にピッタリ一致しました。「これはいけるぞ…」
レンズも僕が愛してやまない「FE 24mm F1.4 GM」でバッチリ撮れそうです。
せっかく来たので昼間の相倉合掌造り集落も撮影してみました。
冬はあんなに寒くて真っ白だったのにほぼグリーンです。
田植えも始まりそうな感じでした。
奥さんと息子にも付き合ってもらって感謝です。
次回は実際どんな感じで撮れたら紹介するよ!
普段はほぼiPhoneやmacでシュミレーションして、そのまま天の川の撮影に行っちゃうんですが、細かいところまで現地の様子を知っている必要がある時や近くに用事がある時は今回のように確認することも多いです。
次回は実際に相倉合掌造り集落で天の川撮影をした写真をご紹介したいと思います。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!